0001逢いみての… ★
2021/07/14(水) 23:04:24.09ID:CAP_USER実験心理学の見地から10年以上も「かわいい」の研究を続ける入戸野宏先生に、「かわいい」の正体を聞いた。
かわいい仔猫を見てかわいいと感じる。非常に自然なことのように思えるが、実はそんなに単純な話ではなかった…
まずは2017年。入戸野先生のもとに届いた『ナショナルジオグラフィック』誌からの、こんな問い合わせを紹介しよう。
「フクラガエルやカエルアンコウのような醜い動物をかわいいと感じるのはなぜか、という内容でした。それは果たして正しい感情なのかと疑問に思ったようです。
なぜ戸惑うのかというと、かわいいのは赤ちゃんであったりペットであるという思い込みがあるからです。そこで、日本には“キモかわいい(creepy cute)”という言葉があるのだと説明しました」(入戸野宏先生 以下同)
日本人ならすんなり受け入れられる感情も、国が違えば理解し難いものになるらしい。この問い合わせ内容は後に『ナショナルジオグラフィック』のネットニュースでも「This Is Why We Find ‘Ugly’Animals Cute」というタイトルで紹介され、今では理解できる感情になったようだ。
「かわいいかどうかを最後に決めるのは自分であるというのが“かわいい”の面白いところ。これからの時代の“かわいい”には、さらに多様性が出てくるはずです」
「オレ虫だけは絶対無理!」と思っていても、ちょっとしたことで感情は変わる。かわいいかどうかの決定権は自分にあるのだ
「キモかわいい」に「ブサかわいい」、きれいとかわいいの間には「きれかわいい」なんていうのもある。英語の“cute”には、そのテの変形ヴァージョンは存在しないのか?
「日本語の“かわいい”は非常に複雑です。そもそも英語の “cute”と日本語の“かわいい”は、同じものではありません。
“cute”というのは対象の《性質》を表す言葉ですが、“かわいい”は“cute”と同じように対象の性質を表すこともあるけれど、それに対して引き起こされる《感情》も表しています。
また、一般的にはその範疇には入らないけれど、自分の気持ちとしてかわいいと思うこともあり、日本語の場合はそのあたりがごっちゃになっているのです」
入戸野先生が研究を始めた当初、海外では「Kawaii」と「cute」の違いをなかなか理解してもらえなかったという。日本人特有の文化論として論じられることはあっても、人間の心理や行動との関係をまともに扱った人がいなかったからだ。
入戸野先生は2009年、その複雑さを科学的に整理した論文を発表。それによって「Kawaii」の定義は広く知られるようになった。
「かわいい」と思われやすい特徴というのはもちろんある。有名なところではぬいぐるみのように、身体に比べて大きな頭、短くて太い四肢などといった「ベビースキーマ」と呼ばれる概念も。でも、そこにあてはまらない「かわいい」は無限にあるのだ
「かわいい」という感情は、対象に対して優しい気持ちになる部分がとても重要だ。
「例えば英語だと“cute”がありますが、スペイン語には“cute”に直接相当する言葉がありません。なので“わぁ、赤ちゃんかわいいね!”などという場合は“tender”に近い言葉、つまり“優しい気持ちになる”という言葉を使うようです。
“cute”は対象の《性質》ですが、スペインの人は自分の気持ちを表現する《感情》の言葉をあてているので、そういう意味では日本語の“かわいい”に近いと言えます」
「なにこれかわいすぎるんですケドォ?」と、何にでも使える便利な感情表現の言葉がないなんて。人生かなり損をしている気がする
続く
以下ソース
https://friday.kodansha.co.jp/article/193158
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