前立腺がんは、男性にとって最も一般的ながんの1つです。

そしてこれまで研究者たちは、前立腺がんと射精の関連性を探ってきました。

アメリカのハーバード公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に所属するジェニファー・ライダー氏ら研究チームもまた、比較的新しい研究の中で前立腺がんと射精の関係を扱っています。

彼らの調査によると「月21回の射精」で前立腺がんのリスクを20%減少させられるかもしれません。

研究の詳細は、2016年12月1日付の学術誌『European Urology』に掲載されました。

アメリカがん協会の報告によると、男性の8人に1人が生涯中に1度は前立腺がんだと診断されます。

そして2021年には、24万8500人の男性が前立腺がんと診断され、そのうち3万4000人以上が死亡すると推定されています。

男性にとって前立腺がんの予防がいかに大切か分かる数字ですね。

2016年、ライダー氏ら研究チームは、「射精が前立腺がんを予防する」ことを示す論文を発表しました。

その研究では、1992年から2010年までの約3万2000人の男性を対象とした調査データが利用されました。

そして身体活動、食事やアルコール摂取、生活ストレスなどの外的要因を調整した後に、前立腺がんの発症と射精の頻度を比較。

その結果、月に21回以上射精する男性は、月に4〜7回射精する男性に比べて、前立腺がんのリスクが20%減少しました。

そのためチームは、今回の結果を「頻繁な射精が前立腺がんに効果的であることを示す新たな証拠」としています。

2016年の研究結果によって、射精の効果性が示されたように思えます。

しかし全体としては、研究者の間でも意見が分かれています。

例えば、2003年のオーストラリア・がん疫学センター(Cancer Epidemiology Centre)の研究では、若いころに頻繁に射精していた男性は、大人になってからがんのリスクが減少すると言われています。

しかし2004年に発表されたアメリカ国立がん研究所(NCI)の研究では、射精と前立腺がんに関連性はないとの結果が出ました。

さらに2008年に発表されたイギリス・ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の研究では、マスターベーションを頻繁に行うと前立腺がんのリスクが上昇するとの結果が出ています。

こうした矛盾に対し、南アフリカの泌尿器科専門家オディオン・エア博士は次のように述べています。

「矛盾した研究はほかにもあります。しかしそれら研究者のほとんどは、射精が前立腺がんの低リスク群の発生率を減少させることに同意しています」

いずれにせよ、射精と前立腺がんの関連性についてはまだ不明な点が多く、さらなる研究に期待したいところです。

さて、射精の重要性はまだはっきりと分かっていませんが、定期検査の重要性は揺らいでいません。

前立腺がんは早期発見によって治療が容易になります。

すべての男性は定期的に前立腺がん検査を受けるべきなのです。

以下ソース
https://nazology.net/archives/94623

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