静岡、東京、沖縄へと逃げまわった犯人をわずか4日で逮捕――。

8月28日、東京メトロ・白金高輪駅で知人男性の顔に硫酸をかけたとして、傷害の疑いで警視庁に逮捕された花森弘卓容疑者(25)。警視庁は犯行後に逃走した花森容疑者の行動を「わずか1日遅れ」で完全に補足していたという。

スピード逮捕に貢献したのが、警視庁のスゴ腕専門部隊「SSBC(捜査支援協力センター)」である。

「彼らは『リレー捜査』を専門に行います。事件発生現場周辺の防犯カメラ画像を広範囲に収集し、つなぎあわせることで犯人の足取りをつかむのです。リレー捜査は顔認証などの防犯カメラのテクノロジーと警察の組織力を活かした人海戦術とを組み合わせた、いわば『デジタルとアナログが融合した捜査法』です」(ジャーナリスト・今井良氏)

今井氏によると、リレー捜査は次のように行われるという。順を追って解説していこう。

@事件発生
A現場にSSBC捜査員が臨場し防犯カメラ画像を収集・分析
B犯人の足取り割り出し
C多数の捜査員を動員し一気に追跡
D犯人発見・逮捕

「Aの収集・分析にあたっては警視庁ならではの武器があります。『撮れ像』と『防犯カメラデータベース』です。撮れ像は、特別仕様のモバイルPCで、集めた防犯カメラ画像がどのような形式・規格でもスピーディに抜き取ることが可能という、警視庁オリジナル開発の優れものです。

出動要請がかかったSSBC捜査員は、撮れ像を携行して現場に向かいます。防犯カメラデータベースは警視庁管内で、どの場所にどんな形式の防犯カメラが設置されているのか1つ残らず網羅したビッグデータです。

データベースには、警察が設置する『Nシステム(録画機能付き自動車ナンバー読み取り装置)』の設置場所も含まれている。警視庁が一度把握した防犯カメラの位置情報は、すべてデータベース化されているといってよい。

ただし、リレー捜査は必ずしも万能ではありません。防犯カメラがない場所もあるからです。その場合は下車した駅からスピーディーな人海戦術で対応します。『刑事のカン』で対応することもあります」

花森容疑者は逃走中、ほぼ防犯カメラに姿を収められ続けていたという。防犯カメラがあらゆる場所に配備されつつある。もはや犯罪者に逃げ場は無いと言ってもいいだろう。

「リレー捜査は特に東京を起点にした事件では大きな力を発揮します。それに警視庁SSBCのような部隊は全国の警察に配備されつつあります。地方や田舎ではカメラがないところも多いですが、繁華街を中心としたエリアでの事件ではほぼ犯人は逃げられないでしょう」

犯罪が多様化、巧妙化するなかで、警察の捜査技術も進化しているのである。

以下ソース
https://friday.kodansha.co.jp/article/204831

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