秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんが10月26日に結婚し、同日午後には記者会見が行われた。「誤った情報」「誹謗中傷」──“被害者”だと強調された結婚会見。秋篠宮ご夫妻はもとより、天皇皇后両陛下ほか皇族方には一切触れないという不自然さが際立ったが、結婚についてはもう1つ、不可解な点があった。

 眞子さんの結婚1週間前の10月19日、紀子さまの父で、学習院大学名誉教授の川嶋辰彦さん(81才)が都内の大学病院に緊急入院した。

「紀子さまは顔を真っ青にされていたそうです。“なぜつらいことがこうも重なるのか”と呆然とされるお気持ちもわかります」

 ある宮内庁関係者はこうおもんぱかった。

「高齢ですが、まだまだアクティブに研究を続け、最近も元気な様子でした。それが突然倒れて、直ちに運ばれたそうです」(川嶋家の知人)

 すぐに紀子さまに連絡があったが、紀子さまはオンラインでの公務を控えられていたので、先に眞子さんと佳子さまが病院に急行したという。

「川嶋さんは集中治療室に入り、予断を許さない重体だったそうです。公務を終えられた紀子さまも駆けつけましたが、コロナ禍ということもあり、ガラス越しでの面会しか許されなかったといいます」(前出・宮内庁関係者)

 10月22日、眞子さんはお別れの挨拶のために天皇皇后両陛下と会った。その後、再び祖父を見舞うために病院に向かったという。

 川嶋さんは長女を皇室に嫁がせたが、皇室との交際には一線を画してきた。

「皇室と民間との“世界の違い”を強く認識している方です。娘や孫に会いに秋篠宮邸に行くことは控えていましたし、皇族とその親族が出席する『菊栄親睦会』などの会合にもほとんど出席しなかったと聞いています。ただし、もともと大の子供好きだった川嶋さんは、いつも孫の眞子さん、佳子さま、悠仁さまのことを気にかけ、幼い頃は折に触れて絵本などを贈っていたそうです」(前出・川嶋家の知人)

 そんな川嶋さんの心配の尽きない状況に、宮内庁内部でも「結婚は延期すべきでは」という意見もあったという。

「祖父が集中治療室に入っている状況です。一般の家庭でも、“大変な状況だから結婚は少し様子をみよう”となるのは当然のことです。ましてや、家族の絆を大切にされる皇族方であればなおさらです。紀子さま、秋篠宮さま、そして眞子さんも、“家族の一大事に、このまま結婚に突き進んでいいのか”と相当に悩まれたのは想像に難くありません」(別の宮内庁関係者)

 たしかに通常の女性皇族の結婚に伴う儀式もなく、披露宴もない。ただ皇籍離脱に伴う手続きがあるだけなので、ふたりの意思で「いまは少し見送ろう」と決めれば、多くの人を巻き込むこともなく、延期は可能だろう。しかし結局、結婚は平然と行われた。複雑性PTSDと「質問」が理由で会見らしい会見ができなくても、祖父の厳しい状況があっても、なぜ結婚は止まらなかったのか。

「小室さんが日本にいられるのはあとわずか。すぐにアメリカに戻らなければならないからです」と言うのは、前出の皇室ジャーナリストだ。

「小室さんは就職先の米ニューヨークの法律事務所から『早くアメリカに帰ってきて仕事に復帰してほしい』と再三要請されているといいます。オンラインでできる業務にも限界がありますからね。いくらプリンセスの結婚相手で、“将来の天皇の義兄”だったとしても、新入社員の立場では、プライベートな休暇を取り続けるわけにいきません。

 だから、このタイミングで結婚しないと、次はいつチャンスがあるかわからない。平たく言えば、小室さんの仕事の都合です」

 4年前、婚約内定会見を開いたのも、小室さんの仕事の都合で日曜日だった。その日は両陛下のお出ましが注目されていたのに、なぜその日にしたのかと疑問の声が上がったことが思い起こされる。

「そもそもの結婚延期の原因となった小室家の金銭トラブルは、まだ解決に至っていません。しかも次々にほかの疑惑が湧いて出てくる。もしここで再度延期するようなことがあれば、また破談論が巻き起こることは避けられません。何がなんでもこの機会に、という執念の結婚を実現するための計算しつくされた会見だったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 最後まで、小室さんの都合だったのだ。

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20211027_1702258.html