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えびの高原・硫黄山で火山性地震が多発 霧島市などで震度2 数日続く可能性
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//373news.com/_news/storyid/147397/
29日午前6時12分ごろから、霧島市などで最大震度2の地震が相次いだ。鹿児島地方気象台によると、いずれも霧島連山えびの高原・硫黄山の火山性地震で、午前11時現在、震度2を6回、震度1を9回観測した。

 気象台によると、地下のマグマの動きを示す火山性微動は見られず、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆しはない。数日は同規模の地震が続く可能性がある。

霧島連山で群発地震 火山情報に注意を 宮崎県 
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//www.umk.co.jp/news/?date=20211129&id=11541
29日午前6時12分頃、えびの高原の西側の浅いところで振幅の大きな火山性地震が発生。地震の規模を示すマグニチュードは3.0で、宮崎県内ではえびの市で震度2、都城市と小林市で震度1を観測しました。
マグニチュード3クラスの火山性地震はその後も断続的に発生していて、気象台は、今後の火山情報に注意するよう呼びかけています。

えびの高原西側震源の地震 専門家は「硫黄山と直接の関係示す兆候みられず」 鹿児島
https://www.kts-tv.co.jp/news/8535/
地震学、火山学が専門の鹿児島大学・八木原寛准教授は、震源の近くにある硫黄山について、山体の膨張や噴気の量、火山ガスの量など、今のところ噴火の兆候はなく、今回の地震と直接的な関係はないとみています。
鹿児島大学南西島弧地震火山観測所・八木原寛准教授 「観測される地震の波形をみると、硫黄山のマグマが直接的に関与している兆候は認められないので、中長期にこの領域で繰り返されている地震活動の一環であろうと考えられる」

霧島で有感の火山性地震相次ぐ 専門家「これからに注意」
https://www.mbc.co.jp/news/article/2021112900053073.html
このエリアでは午前6時ごろから10時にかけて、有感の火山性地震が9回発生し、最大でマグニチュードは3.2、震度は2を観測しています。

硫黄山では噴火警戒レベル1の「活火山であることに留意」が継続中で、気象台は今後の火山情報に注意するようよびかけています。

霧島火山について研究している鹿児島大学の井村隆介准教授は、今回の地震も以前も群発地震があったエリアで発生している可能性があると指摘した上で、今後の動きに注目すべきと話します。

(井村隆介准教授)「新燃岳、えびの高原で噴火が起こる前からそのあたりで地震が起こることはわかっていた場所。そこでの地震ではないか。
新燃岳の噴火のときに縮んだ部分、マグマだまりが想定されているところに近いので、これからの動きに注目する必要がある」

そして、霧島連山は2011年と2018年にも噴火が発生するなど、活動期に入った活火山であることを忘れてはいけないと話します。