山口敏太郎の現代妖怪図鑑

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カマキリおばさん

 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第64回は「カマキリおばさん」だ。

 昭和59年ごろ、口裂け女ブームに沸く岐阜県に出た妖怪が「カマキリおばさん」である。一見すると普通のおばさんなのだが、よく見ると両手がカマキリのような巨大な刃物になっている。

 当時、小学校が集団下校になった。そんな折にうわさ話として広がった妖怪である。カマキリがエサを食べるように、捕まえた子供を両手で切り刻むといわれた。

 カマキリの妖怪といえば「カマキリ婿」が思い出される。これは婿を欲しがっていた家庭に、青年に化けたカマキリが訪れるものだ。実際、筆者の知識をもってしても、古典的なカマキリの妖怪はこれぐらいしか思い浮かばない。

 ただし、現代妖怪においては「カマキリさん」という似た種類の妖怪が愛知県に出ている。この妖怪はカマキリにいたずらした後にトイレに入ると出てくるそうで、「お前の手が欲しい」などと呼びかけてくる。この時に一言でも話してしまうと、手足をもがれてカマキリの姿になってしまうという。岐阜の隣である愛知に出たという点が興味深いが、とにかくカマキリの妖怪は珍しいと言えるだろう。

 カマキリの能力には不思議なところがある。枝に卵を産み付ける時に、雪の下にならないようにその年の最大積雪量より上の位置に生むという。まるでその年に雪がどれくらい降るのか分かっているような具合である。

 このことを日本人は古来から知っており、カマキリの不思議な能力から妖怪を連想した可能性はありうる。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/column/yamaguchi/3785189/

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