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Baba Vanga(ババ・ヴァンガ) ヴァンゲリヤ・パンデヴァ・ディミトロヴァ。ブルガリア出身。予言者。1911年生まれ、1996年没。12歳のときに失明し、その後、予言能力を得る

「9.11米同時多発テロ」「オバマ大統領の誕生」「福島原発事故」など数多くの歴史的事件を予言して的中させていた盲目の女性がいた。彼女の名前はババ・ヴァンガ。その経歴と近年に関する予言を紹介する。

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「プーチンが戦争を起こすだろう」

約40年前にそう予言した人物がネットなどで話題になっている。その人物の名は"ババ・ヴァンガ"。

知的好奇心を刺激するニュースを配信するサイト『TOCANA』編集長の大澤優貴氏が、ババ・ヴァンガについて解説する。

大澤 ババ・ヴァンガの本名は、ヴァンゲリヤ・パンデヴァ・ディミトロヴァ。ブルガリア出身の女性です。「ババ」はブルガリア語で「おばあちゃん」。ですから、ババ・ヴァンガは「ヴァンガおばあちゃん」という意味です。1911年に生まれて96年に亡くなりましたが、ブルガリアでは「最高の予言者」と呼ばれています。

ヴァンガの予言的中率は85%といわれ、これまでに「第2次世界大戦の勃発」「チェルノブイリ原発事故」「ダイアナ妃の死去」「アメリカの同時多発テロ」「オバマ大統領の誕生」「福島第一原発事故」などを予言しています。

例えば、1989年に「怖い、怖い。アメリカの双子に鉄の鳥が衝突する。大勢の人が死ぬ」という予言がありました。アメリカの双子は「ツインタワービル(世界貿易センター)」で、鉄の鳥は「飛行機」を表しています。

また「アメリカの第44代大統領は黒人」という予言もありました。実際にアメリカの第44代大統領は、アフリカ系のバラク・オバマ氏でした。

さらに「2011年に北半球の生活が放射能で汚染される」とも予言しています。2011年3月11日には、ご存じのように福島第一原発事故が起こりました。

――すごく具体的ですね。ところでヴァンガはいつ頃から予言をしているんですか?

大澤 ヴァンガは、12歳のときに竜巻に巻き込まれ視力を失いました。そして、その代わりに予知能力を得たといいます。何か得体の知れない高度な存在が、未来の出来事などを教えてくれるそうです。

予知能力を得たヴァンガは、第2次世界大戦中に行方不明になっている家族が今どうしているのか、どこにいるのかを知りたい人たちのために居場所などを予言していました。そして、その予言がよく当たるということで、国内外で有名になっていきます。

一方で「第2次世界大戦の勃発」など、歴史的な出来事も的中させていたヴァンガは、ブルガリア政府からも関心を持たれます。そして、第2次世界大戦が終わり、社会主義国となったブルガリア政府は、あまりにも予言の的中率の高いヴァンガを国の管理下に置きました。

そのときに重要な内容の予言が多かったのか「ブルガリア政府は、ヴァンガの予言を国家機密扱いにした」という話も出ています。

――国家機密扱いになった予言が、どうやって世間に広まったのですか?

大澤 ソ連が崩壊し、ブルガリアは民主国家となりました。そのときに、ヴァンガに面会したジャーナリストなどが「ヴァンガはこんなことを言っていた」と伝えているからです。

また、2014年の選挙で第1党となった「欧州発展のためのブルガリア市民」の党首が「予言の一部を少しずつ公表する」と決めました。

――それで、「プーチンが戦争を起こすだろう」といった予言も見つかったわけですね。

大澤 そうですね。

では「プーチンが戦争を起こす」という予言は、具体的にはどのようなものなのか。予言研究家の白神じゅりこ氏に聞いた。

続く

以下ソース
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2022/04/16/116033/

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