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旧統一教会問題が問い掛ける日本人の「宗教リテラシー」
https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00845/
韓国発祥だが、本国の信者数は日本の半分以下。その他海外支部の信者数も含め、世界で10数万人の規模だろうと櫻井氏はみる。

「大きな特徴の1つは、政治と密接に結託して活動していることです。表には出ない。
例えばオウム真理教は、自分たちが日本を支配できるという幻想を抱き、信者を増やし、選挙に打って出れば勝てると考えました。
一方、統一教会は冷静な判断をしています。独自候補を立てても勝てないが、組織票の力で政治家とパイプをつなげば、全国的な影響力を持てるという考え方です」 ...

その一方で、明治以降、キリスト教が日本人の宗教観に大きな影響を与えた。

「宗教とは、明確な信仰の対象があること、教会組織に属していること、決まった儀式を行うことだと捉えるようになりました。
檀家や氏子であることと、信仰は結びつかない。大多数の日本人は初詣、墓参りや法事など、宗教的行事に参加しても、信者であるとは思ってないのです」 ...

「1950〜60年代は、新宗教が最も拡大した時期です。高度経済成長期に地方から都会に働きに出てきて、“居場所”を求める人たちが多かったことが背景にあります」

「... 創価学会は、この時期に600~700万人の会員を獲得しました。 ...」

「霊感商法」と正体を隠した布教

一方、統一教会は大学生を対象とした布教で広がった。 ...

「80年代後半以降、統一教会という正体を隠して、布教せざるを得なくなりました。やはり手相、姓名判断、占いなどを入り口に、若い人だけでなく中高年も対象にして、セミナーなどに誘うやり方に変えていったのです。
一般人への霊感商法は減り、信者に献金させることに力点を移しました」 ...

「反日的な教義を持つ教団が、なぜ日本で信者を多く獲得できるのか。海外メディアからよく聞かれる質問です。
その理由として、日本人が宗教に関する予備知識を持たないことが大きい。だから、“メシアの再臨” “合同結婚”をうたう教義を変だと思わない。 ...

公教育が禁じているのは特定の宗教のための教育だが、学校では、宗教についての一般的な知識さえ学ぶ機会がほとんどない。 ...

櫻井氏は長年、カルト問題で悩む学生や親からの相談を受けてきた。

「カウンセリングには限界があります。例えば、北大キャンパスのある札幌にはオウム真理教の後継団体である『アレフ』の道場が2つあり、入信してそのまま卒業していった学生もいます。
アレフは今も麻原彰晃を信奉し、全国的に学生への勧誘を続けている。オウム問題は終結していないのです」