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研究者たちは右から2番目の細長い形状をした小便器が次期主力小便器としてふさわしいと判定しました

結果、研究者たちが新型小便器に最適だと判断したのは、上の図の右から2番目にある、オウムガイの貝殻のように細長い形状をしたものでした。

「ノーティルー(Nauti-Loo)」と名付けられた細長い小便器は、性能評価試験において尿の飛び散りが従来型の最大50分の1と、圧倒的な性能を誇りました。

また細長い形状は子供から背の高い大人までさまざまな身長の人間に対応しており、メンテナンス性にも優れています。

一方、純粋な飛び散り量だけで考えれば、中央の逆三角形の切り口をもったものが最優秀であり、ノーティルーの2倍の性能を発揮しました。

しかし逆三角形タイプは開口部が多様な身長に対応しておらず汎用性に欠け、メンテナンス性(掃除のしやすさ)も劣悪であり、次期主力小便器としては不適合との結論が下されました。

研究者たちは現在の標準的な小便器を細身のノーティルーに置き換えることができれば、トイレがより衛生的になり、清掃に必要な水や洗剤も削減され、持続可能なトイレとして環境に貢献できると述べています。