冷静に考えてみよう。国連中心の平和主義は戦後一貫して世界中に支持されてきた。今回のロシアによるウクライナ侵略が世界の人々に支持されないのは、力による国境変更はそれに反するからだ。イラクによるクウェート侵略が支持されなかったことも同様である。したがって、世界は、YP体制(戦後体制)を前提として進んでいかざるを得ない。今回のウクライナ侵略により、ロシアの国際的地位の低下は免れない。よって今後、国連の常任理事国体制は変化するであろう。今、盛んに米国は中国を刺激しているが、中国がその気になって台湾や尖閣、沖縄を攻撃すれば、ロシアと同様な目に遭うことになる。その意味では、世界は相変わらず米国主導で動いており、権威主義の価値観が民主主義のそれにとって変わることはないように思われる。

補足すれば、御皇室はこの辺りをよく理解されている。A級戦犯合祀以来、絶えて天皇陛下の靖国参拝が行われなくなったのは、A級戦犯の英雄化はYP体制の否定に繋がるからである。この辺の事情が靖国神社には理解できないのである。自由民主党の政治家たちも、はっきりと同床異夢の夢から醒めて、真の自由と民主主義を主張する政党となり、文鮮明や儒教の影響下から脱するべきである。