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【統一教会】文鮮明の豪奢な部屋にはキリスト、仏陀、レーガン大統領、天皇が文の前でひざまづいている合成写真が飾られていた [Canislupusfamiliaris★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1674788617/
中南米での宗教戦争の主役

その部分を拡大したのが、本誌85年9月1日号が掲げた《図2》。
https://bmimg.nicovideo.jp/image/ch711/852484/df939288af02c5526cfe03269186dfe7a2a93ddf.png

当時の中南米ではカトリック系イエズス会を中心とするリベラル派の「解放の神学」が大ブレークし、それを背景に各国の左翼が攻勢を強めつつあって、米国が苦慮していた。
中心舞台となったのはニカラグアで、左翼のサンディニスタ勢力が79年に軍事革命に成功。
これが「第2のキューバ」となることを恐れた米国は、右翼ゲリラ「コントラ」を育成して内戦を仕掛け、隣国のホンジュラスに米陸軍3,000人を送り込んでコントラの軍事訓練を行ったりした。
さらに、米議会の目を盗んでコントラを支援するため、イラクと戦争中のイランにCIAが武器を密輸しその収益を裏金として運用するという曲芸的な作戦を行った。
その中心人物が大統領特別補佐官のオリバー・ノース元海兵隊中佐(図で大佐とあるのは間違い)で、彼を実質的に指揮していたのが(ここには書いていないが)ブッシュ父=副大統領だった。
この一件は後に「イラン・コントラ事件」として暴かれ、ノースは袋叩きに遭って失脚するが、ブッシュは無事逃げ仰せ、89年に大統領となり、91年に最高裁に介入してノースの全ての有罪判決を覆させて恩に報いた。

この史上稀に見る米政府による汚らしい事件に、しっかり食い込んでいたのが統一教会である。図1で「コーザ」、図2では「カウサ」となっているのは原文CAUSAで、「アメリカ社会統一協会連合」の頭文字。
会長は文鮮明の首席補佐官と呼ばれた在米の朴普熙で、「反共運動を通じて神の実在を明らかにし『解放の神学』を撲滅する」として「カウサ神学」を提唱、ニカラグアの右翼はこれを精神的な支柱として戦った。

カウサは各国に組織を作り、ドミニカではキリスト教人民党副党首で保守派の大物であるマルチン・パウエルがカウサ支部の会長を務めていたが、85年10月に左翼に暗殺された。
その時に秘書の女性も頭を撃たれて病院に運ばれたが、彼女は篠田徳子という統一協会宣教師で、日本から“反共戦士”として中南米に数多く送り込まれた活動家の1人だった。