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2023年2月6日にトルコ南東部で発生した地震
https://www.jamstec.go.jp/j/pr/topics/column-20230208/
今回の地震の最大震度は国際メルカリ震度でIXであり、日本の気象庁による震度に換算すると、最上位である7に相当します。
... 今回のトルコの地震はプレート境界で発生したものですが、横ずれ型であるため、逆断層型である海溝型地震とはタイプが異なります。そのため、2016年熊本地震などの内陸地震と似た地震である、ということもできます。
一方で、日本の内陸地震は、日本列島周囲のプレート運動が内陸部に及ぼす力に対する内陸地殻の反応として発生しますが、北・東アナトリア断層はプレート境界に位置するため、2つのプレート間にかかる力の影響を直接受けるという違いがあります。
北・東アナトリア断層の平均変位速度は2〜3cm/年(8)と、日本の内陸活断層に比べて1桁以上大きい値になっているのは、この違いによります。このため、トルコでは日本の内陸地震よりも短い再来間隔で、多くの大地震が発生しやすい環境になっています。
今回の本震のエネルギーの規模は、同じ横ずれ断層である2016年熊本地震の16倍となっています。
一方、1995年兵庫県南部地震においては、熊本地震よりもエネルギーの規模が小さかったにもかかわらず、死者・行方不明者は6,437人にも及ぶ大きな被害を受けました。
https://www.jamstec.go.jp/j/pr/wp-content/uploads/2023/02/column-202302-01-01.jpg
図1:2023年2月6日Mw7.8の地震の発生位置(1)と東アナトリア断層を含む周囲のプレート分布(6)。北アナトリア断層と東アナトリア断層におけるおおよその相対変位方向を矢印で示す(8)。
https://www.jamstec.go.jp/j/pr/wp-content/uploads/2023/02/column-202302-01-02.jpg
図2:東アナトリア断層付近の地震活動。星は1998年以降に発生したM6以上の地震分布(黄色:本震、赤:9時間後の余震、オレンジ:過去の地震、白色:本震後1日間)。
丸はKOERIによる、本震発生後24時間以内の地震活動分布の速報値(5)。背景の黒細線は、トルコ国内の断層分布を示す。
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トルコ地震のエネルギー、阪神大震災の15倍 建物は脆弱、被害増加 [1ゲットロボ★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1675892346/
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2023/02/07/20230207k0000m030314000p/9.jpg
北アナトリア断層では1939年以降、西方向にM7級の大地震が連続して起こってきた。北アナトリア断層ほどではないが、東アナトリア断層でもM6級地震が98年以降4回起きている。
... 東アナトリア断層は、ひずみの蓄積量に相当するプレートがずれ動く速度は年間で1センチ弱。一方、日本の東北地方で太平洋プレートが陸側のプレートに沈み込む速さは年間約8センチのため、…