0001逢いみての… ★
2023/02/20(月) 00:05:04.43ID:CAP_USERその最大の類似点は、断層の複雑さだといわれている。日本同様、世界有数の地震国≠ナあるトルコには「アナトリアプレート」、「ユーラシアプレート」、「アラビアプレート」、「アフリカプレート」なる4つのプレートがせめぎ合い、これまでもM7級の地震が発生。さらに、南東部には「東アナトリア断層」と呼ばれる大規模な断層が南西と北東に延びているという。
外信部の記者が言う。
「2月6日の大地震は、数百キロもあるこの断層のうち、南西方向の端にある200キロほどがズレて起きたと推測される。震源の深さが17.9キロと浅かったため大きな被害をもたらしたが、今後は誘発された周囲の断層が動き、同じ規模の地震が続く可能性も高いのです」
実際、現地ではその後M5?6級の余震が頻発。さらに、最初の地震から約9時間後には、95キロ離れた場所を震源とするM7.5の大地震が起きた。
また今回は揺れなかったものの、トルコには「北アナトリア断層」と呼ばれる恐ろしい断層も存在する。1000キロもの長さを持つこの断層は、約80年前に東から西へと巨大地震を続発させた過去があるのだ。
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が言う。
「最初は1939年に、断層の東端に近い地点でM7.8の地震が起きた。阪神・淡路大震災より大きな直下型でしたが、1942年から3年続けて西へ震源を移しながら、M7級の大地震を起こしていったのです」
巨大地震はその後、収束したかに見えたが、1957年になると1944年の地震の西側で発生。1967年にもM7クラスの地震が起きた。まるでドミノ倒しのように、大きな地震が続いたのである。
「その後は、1999年8月にも巨大地震が発生。M7.6を記録した同地震では、北アナトリア断層上の都市・イズミットで、1万5000人以上が死亡しました」(前同)
もっとも、恐ろしいのはこうした現象がトルコに限らないことだ。実は、日本にもこれとよく似た断層が存在しているのである。
「それが九州東部から関東まで、日本列島を横断している『中央構造線』。全長1000キロを超えるこの巨大断層は、南海トラフ(=フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界線にある海底の浅い溝)と並び称される危険なものなのです」(科学ライター)
事実、この断層は北アナトリア断層と同じく、地震を続発させた過去を持っているという。科学ライターがこう続ける。
「中央構造線が猛威を振るった顕著な例は、1596年のことで、この年の9月に異なる場所で3つの巨大地震を引き起こした。しかも、これらはわずか5日のうちに起きているのです」
1596年9月1日夜に起きた慶長伊予地震は、愛媛県を揺るがした大地震。また、3日後に豊予海峡を挟んだ大分県で発生したのが慶長豊後地震で、M6.9?7.8級のこれら地震と津波により708人の死者が出たという。
さらにその翌日、関西を襲ったのがM7.5の慶長伏見地震。同地震は、なんと豊臣秀吉が築いたばかりの伏見城の天守を倒壊させたと伝えられている。
こうした地震の連鎖が起きたのは400年以上前の話だが、それを「昔話」と無視できないのは、今でも再燃の可能性があるからなのだ。
「カギを握っているのは南海トラフです。中央構造線と平行に走る長さ700キロに及ぶこの溝を震源とする地震は、今やいつ起きてもおかしくない状況。しかもここにきてトラフの西側で地震が起きると、続けて東側でも大地震が起こるメカニズムが解明された。中央構造線と南海トラフのどちらかが揺れれば、誘発されて双方で大地震が発生する可能性もあるのです」(同)
続く
以下ソース
https://weekly-jitsuwa.jp/archives/95081
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