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画像は「Unilad」より

 異性を一度も見ることなく生涯を閉じることは可能なのだろうか? 母親などの身近な異性としか親しい会話をしたことがないという男性はいるかもしれない。しかし、その目で一度も異性を視界に入れないということはおよそ不可能のように思われる。メディアがこれほど発達した現代社会だと、少なくとも映像や画像で異性が目に入ってしまうはずだ。

 フランスの哲学者シャルル・ド・モンテスキューの小説『ペルシャ人の手紙』に、「30年間女性の姿を見ずにいれば空気の精と寝させてやると約束する者もいる」という一節があるが、女性の姿を何十年間も見ないというのはそれほど難しい。

 だが、そんな不可能を経験した人物がギリシアに存在した。1938年に82歳で亡くなったミハイロ・トロトスはその生涯で一人の女性も見たことがない稀有な人物だったという。

 1856年生まれのトロトスは、生後間もなく母親が亡くした。孤児となった彼はギリシアのアトス山にある修道院でギリシア正教会の修道士として育てられた。数百年前から続く厳しいルールのもと、トロトスは独特の環境で育つことになる。

 大きなルールの一つが、「女性は修道院に入れない」というもの。修道院の中には男性の修道士しかいなかった。しかし、街に出ればそこには女性がいたはずだ。だが、トロトスはアトス山から生涯出たことがなかった。

 彼にとって女性の存在は友人や本から得られる情報に過ぎなかった。彼は82年の長きにわたって誘惑に惑わされず神に仕えた。そのため、トロトスは修道士仲間から尊敬され、死後は特別な方法で埋葬されたという。

 また修道院から出なかったため、文明の発達とも無縁だったそうで、飛行機はもちろん、自動車や映画も見ることなく亡くなったという。

 トロトスほどではないが、女性の存在を知らずに41年間を過ごした別の男性もいる。

 2021年に52歳で亡くなったホー・ヴァン・ラン(Ho Van Lang)は、1972年のベトナム戦争中、父親に連れられ弟のトリとともに文明から逃れ、ベトナムのジャングルの奥地にあるクアンガイ省タイトラ地区で41年も生活することになった。

 父親は「ベトナム戦争が終わったと信じていなかったため、街に出ることに深い恐怖を感じていた」といい、果実、蜂蜜、猿、蛇、トカゲ、カエル、その他の生物など、あらゆる手段で獲物を狩り、ジャングルでの生活を続けた。

 父子3人だけでの生活のため女性は身近にいなかった。父親も女性の存在を話すことがなかったため、初めて女性を見たときは驚いて物陰に隠れてしまったそうだ。

 30年間童貞を貫くと魔法使いになれるという都市伝説があるが、そういう意味で上記の2人は上級大魔法使いといったところだろうか。

参考:「UNILAD」ほか

文=S・マスカラス(TOCANA編集部)

以下ソース
https://tocana.jp/2023/04/post_249434_entry.html

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