【男性】「新プロジェクトにワクワクしてる」 フェイスブックに散見される“意識の高い50代”たちの渾身の投稿に痛々しさを感じるワケ
0001逢いみての… ★2024/04/20(土) 23:32:23.55ID:CAP_USER
 最近のFacebook(フェイスブック)について、若い世代の中には「意識の高い50代以降の自慢ばかりで敬遠している」という声も出ているようだ。そうした意見について、「確かにそのとおりだと思う」と言うのは、ネットニュース編集者・中川淳一郎氏(50)。中川氏が自戒も込めて、意識の高い中高年の痛さについて考えてみた。

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 フェイスブックをめぐっては、前澤友作氏や堀江貴文氏、ひろゆき氏ら著名人になりすました投資詐欺広告が物議を醸しています。運営するメタ社はこの件を問題視しているという声明を発表。しかし、その中身を見ると、「我々は頑張って撲滅しようとしている」ということしか伝わらない内容だったように思います。

 前澤氏は4月16日、X上で〈おいおい。まずは謝罪の一言は?社会全体のせい?「審査チームには日本語や日本の文化的背景を理解する人を備えている」なら、俺や堀江さんや著名人が利用された詐欺広告なんてすぐに判別できるでしょ?なめてんの?」とキレた。


 他のSNS以上にフェイスブックにこの手の詐欺広告が目立つのは、前澤氏や堀江氏らに憧れる“意識の高い50代”を中心とした中高年が大勢参加しているため、そのターゲットになりやすいのでしょう。確かに、その世代の投稿を見ていると、以下のような内容のものが散見されます。これらは「渾身の投稿」といえましょう。

・新しいプロジェクトが開始してワクワクしている。
・今まで働いていた会社を「卒業」し、新たなる道を歩むのが楽しみで仕方がない。そして、これまでの仲間に感謝。
・◯◯社時代の同期と再会、みんな新しい場所で活躍しているが、昔と同様バカ話で盛り上がれるのは同期ならでは。
・独立して10周年。皆さんのお陰で順調に成長できました。最初は2人だったのが今では40人になりました(で、社員の集合写真を公開)。あとオウンドメディア運営が得意な人が一人ほしいです! どなたかいい人紹介してください!
・ようやく予約が取れた◯◯。こののどぐろの寿司が絶品。
・空港ラウンジでシャンパン。さて、もうすぐヘルシンキに出発します。
・息子が私と同じ大学(慶應・早稲田・東大・京大・東工大など)に入りました。息子よ、これから色々あるが、くじけずに生きるのだぞ!
・新車が納入。今回は赤にしました(と高級外車を紹介)。

 ……当然、この手の節目的なコメント、金持ちアピールコメントには普段より多くの「いいね」が付き、「すごいですね!」「さすが!」といったコメントが並びます。しかしながら、コレを見るといたたまれない気持ちになるんですよ……。バリバリの会社経営者や職人はさておき、50代ってのは多くの人にとっては下り坂なんですから。

 その人が実は後輩からは疎まれていることなどを知っている場合は、「無理して自分をすごく見せなくていいですよ。普通の日常を見せればいいではありませんか」なんてことを思ってしまいます。

 私自身は47歳で“半隠居生活”に入りましたが、それは自分の能力の衰えを自覚したからです。私にとって編集・ライターという仕事のピークは40代前半頃だったと思います。そして、50代に入ると「本当は若者も一緒に仕事をしづらいんだろうな……」と思うようになり、47歳でそれまで自分がメインで担ってきた仕事から撤退し、後進に譲りました。以後約4年間、仕事ではまったく活躍していません。

 上記で紹介したような投稿には、どこか「人間は永遠に成長し続けられる」「生涯現役」「私はここまで成功したのである。まだまだこれからも輝ける」といった気持ちが読み取れてしまうのです。

 イキった若者であれば「元気があってよろしい!」「そのくらい生意気な方がいい!」と素直に応援したくなるのですが、50歳を過ぎて「私はすごい!」的な投稿をしているのを見ると、「そんなに無理しないでいいのに……」と思ってしまうのです。

続く

以下ソース
https://www.moneypost.jp/1136953
0002逢いみての… ★2024/04/20(土) 23:32:34.32ID:CAP_USER
 仕事は継続しているし家族はいるし、年に1回の海外旅行は行けている――これだけで十分その人は良い人生を送っているのに、強がって少し盛った投稿をしてしまう。これが痛さの背景にあります。

 そして、こうした投稿を目にしたことで、自分も対抗して同じようなことをやってしまう人もいると思います。それが現在のフェイスブックに投稿する50代以上の自慢合戦とそこから生まれる痛々しさに繋がっているのではないでしょうか。こうした人々が70代以降になったら何を投稿するんですかね。高級老人ホームに入居したことやら、孫が有名大学に合格したこととかでしょうか。

 しかしながら、この手の投稿は、私の東京時代の知り合いに見られるもので、現在拠点としている地方都市の50代以降の人たちは、地元のイベント紹介、新店舗発見、畑で捕れたヘンな形の野菜、料理人だったら新しく作ったレシピみたいな投稿が多い。要するに「日常」です。都会の人は「非日常」をなんとか見つけ出そうと頑張り過ぎているんじゃないかな、無理しないでいいのに、と私は思うのです。
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