>>144
要するにこの女に憎まれない程度に嫌われればいい、つまり愛想を尽かされればいい、と考えた。
何せメンヘラだ。
捨てれば何をされるかわからない。
つまり憎まれれば大変なことになるわけだ。
だから愛想を尽かされ嫌われればいいわけなんだ。
だから、俺は徹底的にしつこくした。
四六時中電話をかけ、浮気を疑い、そしてガキのように振る舞った。
自分でも信じられないくらい情けない男を演じたわけだ。
最初はこの女の母性本能をくすぐったのか、ドツボにはまりそうになったが…
流石に夜中の三時とか四時に電話をかけられるのはキツかったんだろう。
段々といやがってきてるのがわかってきた。
俺は「しめしめ、うまくいってるなw」と思って喜んでいた。
形の上では二股だが…俺の公認彼女の存在をこいつが知ったら大変なことになる。
だから俺は実家にいることにして、いろんな意味でアリバイ工作をしまくっていた。
しかし…ある日突然この女は、とんでもないことを言いやがった。
それは・・・