44才のある夏、26才のソープ嬢に恋に落ちた。
自分がまさかこの年になって18才年下の娘に恋煩いになるとは思ってもいなかった。
会社員で、休日だけ副業の彼女。風俗をやっているということだけが不思議。他は外面も内面もストライクだった。

通い始めて何回目かの頃、浅草で待ち合わせて家の近くまで送らせてもらった。
途中、食事をしながら何時間もお互い沢山のことを話した。
その後は店外は許してくれなかった。
彼女は風俗嬢、自分は客に過ぎなかった。しかも自分は妻子持ち、先があるはずもなかった。
自分にできることは彼女が上がる日が来るまで通って見守ること。
その代わり、店での彼女は本当に良い関係を作ってくれた。

3年10ヶ月、98回通い、約600通のメール往復、13回の店を通した外出。これが彼女との思い出。
傍から見たら完全な鴨だろう。
でも、自分も疑似恋愛と認識していたし、大好きな娘と肌を重ねることができ、本当に楽しい時間を過ごすことができた。
外出では、ミュージカルを見に行ったり、食事に行ったり、あるいはラブホで恋人のように接してくれた。