中国人違法在留させたか親子逮捕
06月05日 19時24分

横浜市の会社役員と行政書士の息子など親子3人が、中国人の在留期間を不正に延長させようとして嘘の書類を入国管理局に提出したとして逮捕されました。
警察の調べに対し3人はいずれも容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、横浜市中区のコンサルタント会社役員、田中憲彦容疑者(56)と、次男の直彦容疑者(24)、それに長男で行政書士の晶彦容疑者(27)です。
警察によりますと、田中容疑者らは、留学の在留資格で入国した飲食店従業員の中国人の女の在留期間を延長させようとして去年8月、
田中容疑者の会社に雇われているという嘘の書類を入国管理局に提出し、
在留期間を更新させたとして、出入国管理法違反の疑いが持たれています。
中国人の女は逮捕・起訴されていて、見返りとして80万円あまりを田中容疑者らに渡していたということです。
警察によりますと、手続きには行政書士の晶彦容疑者が立ち会い、
田中容疑者らは同じような手口で中国人40人あまりの在留期間を不正に更新していたとみられるということです。
調べに対し3人は「嘘の申請はしていません」などと容疑を否認しているということです。