しかし、これは人工妊娠中絶の現状に鑑みると、社会通念と大きく離れている面があります。
それは、本来は、経済的条件によって、母体の生命や健康を脅かされる場合にのみ認められていたに過ぎない「経済的理由」による中絶が拡大解釈され、たとえば、経済的事情で、子どもは(これ以上)持ちたくないというようなケースで、中絶が認められているからです。
したがって、一般的な通念としては、Aまでは、親の事情により生かすか、殺すかを自由に選択して良い生命とみなされていると思われます。
個人個人で受け止め方は異なるものの、このズレが、中絶をした女性の苦悩をもたらし、たとえば「水子供養」の隆盛などにも繋がっているという指摘もあります。
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