ああ、あいつ嘘言ってるなと分かっても、それをいちいちとがめるのは野暮だから、ほっておく。
で、嘘つきのことは相手にしない。
嘘つきの方は、自分の嘘がとがめられない、そして誰からも相手にされないものだから、
どんどん嘘がエスカレートしていく。そして、同じ嘘を何度も何度も繰り返す。
これは誰かをだますためにやっている嘘ではなくて、自分で自分を欺くための嘘なんだよ。
嘘をついている瞬間、理想の自分になれた錯覚に陥ることができるんだね。
嘘を繰り返すうちに、嘘のディテールがだんだん細かくなっていく。
だんだん自分でも本当のことに思えてきて、当人は恍惚となるんだけど、
周りは誰もそんなことを信じちゃいない。
嘘つき同士で相手の嘘を補強し合ったりもする。
でもね、大阪人は、こいつ嘘を言ってるなと分かっても、それを咎めないんだ。
へええ、凄いやん、と曖昧に頷いて、後で馬鹿にして楽しむ。そういう文化が大阪にはあるんだよ。
ネットって、そういう嘘つきにとって、ある意味、とっても快適な空間。
基本、大阪人の自慢話は真に受けない方がいいよ。ネットでもリアルでも。