>>801
最後に書かれている私の意見の「私」とは誰なのですか?


見てきたように、「低能」はすでに明治時代から「低脳」と書かれることがあった。
これは「低能」の「ノウ」の音が精神能力・知能を司る器官「脳」と同じであることによるものと考えられる。

また、「脳力」という言葉も当時使われていたから、「脳力が低い」という意味で「低脳」を使用した者もあるかもしれない。

「精神病と健康の中間状態」を意味する法医学・精神医学用語として考案され、用法が拡大しつつ20世紀初期の教育学界隈で流行した学術用語としては「低能」が正しく、「低脳」は誤記である。

しかし、「知能が低い」という意味になり、「バカ」や「アホ」や「間抜け」の類義語として一般に定着した「低能」は「低脳」と書いても誤記とは言えないんじゃないか、より俗な印象を与えるが、使いたい人は使っていいんじゃないか、というのが私の意見です。