売春という言葉が
1990年代に援助交際という言葉に変わった、というか、変えた。
テレクラ、2ショットダイアル、伝言ダイアル時代の話だが、
女子高生の全盛期に、
さすがにお金で売春してくれ、では生々しすぎるということで、
自然発生的に転換していったのだと私は解している。
売春は嫌だけど、援助交際ならばいいかという
女子高生の脳内での転換。
当時は、援助交際は、それはもちろん
忌避する女子大生、女子高生、女子大生、社会人が大半だったが、
ある意味で、
トレンディでかっこいいこと、
ポップなこと、という、
刺激を求める若者層に受け入れられた。
金にもなる。
だが、その実態は、
「援助」ではなく、相場感、等価性が金額の算定基準であり、
「交際」ではなく、もちろん付き合ったりするのではなく、売春行為をしてもらうということ。
援助交際は1990年代後半に社会問題となり、
援助交際と言葉がダサいと忌避されるようになった。
そこで、
業者が考え出した言葉が、パパ活であり、
援助交際という言葉が「パパ活」「おとな」に変わったということ。
なお、
別の歴史的変遷として、愛人からパパ活への流れもある。
愛人では重苦しい語感が現代ではするので。
愛人の活動は、
歴史的には家賃や生活費、遊興費も出して「囲う」ということが主だった。
援助交際→パパ活
愛人→パパ活 の2つの系譜がある。