>>814
それは深い問題で不確実な問題でもある。日本や中国の高度成長がなぜ起きたのか、
これから新興国でも起きるものなのか、そもそもに中のそれが同じなのか?

俺の仮説は、プロジェクトXのうろ覚えだが、池田内閣の助言者、下村氏の
いわゆる下村理論のもと、日本の潜在成長を高く見積もり、景気がいい中でさらに金融緩和
してもインフレにならないだろうと見て、日銀がさらに金融緩和し、政府系金融機関からもさらに
融資を増やしたものがきっかけだと思う。財政がどうだったかは知らないが、池田総理がや
下村氏が元大蔵官僚だったことからして、大蔵省は言うことに従って財政を拡張しただろう。

この条件や政策がベトナムなどにも当てはまるのか?当てはまらない可能性があるのだ。
特にベトナムは高度成長期日本と決定的に違う可能性があるのは、資本不足と弱い通貨、
それからくる過剰なインフレ体質だ。日本には資本と民間貯蓄のしっかりした蓄積があったので
外資に頼らずとも、過剰なインフレにならないほどの金融緩和をできた。ま、俺はベトナムの事
はほとんど知らないので断片的な知識からの推測だがな