もうずいぶん前のことだけど、風呂商売から足を洗った、元オキニ(と思われる女性)と街中でばったり遭ったんだよ
この人は俺より少し年上で、かなり長いことお相手を努めてもらった人で、久々の遭遇で、声を交わしたわけではないんだけど、目が合ったときの反応や表情で、たぶん互いに、ああ、彼(彼女)だとわかったと思う

彼女も連れらしき人はおらず俺も独りで歩いてたけど、あえて声をかけなくて正解だったなと今でも思ってる
たぶん向こうもね