彼女から、いろいろと思い出してしまうから、と明確な断りが返ってきた。

この業界を上がる時、思い出してしまう物は一切処分していったのに。
これからやっと日常が始まると言っていたのに。
この業界にいたことを忘れたいはずの彼女が戻ってくるには、どれほどの葛藤があったろうか。

ただ顔を見れたらそれでよかった。
でも、どんな顔で会えばいいかも分からないから、きっとこれで良かったのだろう。
願わくば、これから身体と心を費やして得られる代償は元オキニの幸せのために使ってくれるよう。

もう連絡はしない方がよいことも理解している。
このスレで励ましてもらったが、こんな結末を迎えたよ。
レスくれた方々、あの時はありがとうな。

さようなら、元オキニ。
どうか、いつか幸せになってくれ。