ラスト15分でベッドに戻ってお茶をもらったが、「結局俺はここに、風呂に入ってお茶を
飲みに来ただけだな」と、ぼんやり考えていた。
あとは互いに今日のことを詫びて、とっとと着かえて、また送迎車で上野駅まで送っても
らった。
ソープへ行って分かったことは、どうも俺はセクロスという行為が、人間最上の快楽だと
思い込んでいたということだ。もっと何気ない会話とか、そんなことを大切にしていたら
セクロスもこんな淡々と流れ作業のように進まなかっただろう。上手くいったところで先
人たちが話したように、自慰の延長線上の戯れに過ぎないというのがセクロスの本質らし
い。
でも、ソープを体験してみてすっきりした。これからは性欲に悶々とすることもない。帰
り道で86を見かけて「車でも買おうかな」って、ほかの快楽に目を向ける余裕ができた。
このスレの非童貞の先輩には冗漫な文を見せて申し訳ない、ソープ未経験者は変に頭でっ
かちな思い込みに恐々としないで、気楽に飛び込んできてもらえたらと思う。
健闘を祈っている、じゃあの!