俺のように両手で痴漢している奴がいたとしても、彼女のスカートの中には5、6本の手が動いていた。
後ろも前もパンツの中に手が入っていた。
仕方ないから俺は左手でめくりあがった後ろのパンツの下から手をいれて左のお尻を、右手では太ももの付け根から2、30cm動かして太ももを触った。
ここまできたら正直どちらかの穴に手を入れたかったが、先客がいたので断念した。
彼女はただひたすらに我慢していた。
感じている風には微塵もなく、下を向いて時々本に目をやり、時々顔を横に少し振っていた。
やがて終点駅のアナウンスが流れたが、集団痴漢はまだ続いていて電車が駅に着き始めてもまだ俺も含めて数本の手がスカートの中にあった。
駅に着き乗客が降り始めて俺は手を引っ込めた。
駅の階段に向かっているときに彼女の表情を見たが、平静さを持とうとしながら歩いていたので、ここまでされながらそんな表情ができる彼女を見て、感心してしまった。
ごめんね。