梅毒患者の性風俗利用歴を確認へ 患者増加で、国が対策

2018/11/27 15:38 朝日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181127-00000061-asahi-soci

性行為などで感染する梅毒の患者が増え続けている。国立感染症研究所によると、今年の報告患者
は11月11日時点で5955人。すでに昨年1年間の5820人を超え、48年ぶりに6千人を
超す見通しとなった。増加を受け、厚生労働省は来年1月、感染症法に基づく医療機関からの患者
発生の届け出内容を変更し、性風俗への従事歴や利用歴を加える。感染傾向を分析し、対策に生か
すという。

根本匠厚労相は増加の要因について、27日の閣議後会見で「若年女性の患者数が増加し、異性間
での性的接触による感染が増加していること」を一因とし、「梅毒の早期発見、早期治療の重要性
について啓発し、対策に努めていきたい」と述べた。