いつものように起きて、「今日は何する日だっけ…」と寝ぼけながら「あ、仕事行く日だった」と出勤日であることに気がつき目が覚めげんなりする。

今日は身体を

明日も身体を売

風俗嬢あるあるで、店に行きたくない日も出勤さえできればなんとか気分が仕事モードになるものだけど、最近のわたしはそうは行かなくなっていた。

鶯谷駅に着いて泣く。吉原へ向かうタクシー内で泣く。接客までになんとか涙を止める、なんとかして、せめて接客までには涙を止める。

涙流した悲壮感溢れるソープ嬢を誰が好んで買うものか。