自分の意見が常に絶対的に正しいと思い込んでいるため、反対意見を言われると激しく怒りを覚えたりプライドが傷付いてしまう為、自分の意見に対して賛同してくれる人だけを身近に置きたがります。
これは日常生活でも職場・学校でも同様です。
「謝る」という行為は自己愛性人格障害者にとって「自分の否定」に直結するので夜も眠れなくなるほどの恐怖を感じる行為です。
謝罪は「他者に対して悪い事をして申し訳なかった」では無く「自分の中での自分の地位が落ちてしまう」と考えます。
しかし自己愛性人格障害の人が謝れる場合が1つだけあります。それは周囲が「悪いのは相手の方」だと明らかに分かっている状況です。
そうすれば周囲から「よく我慢したな、偉いな」などと褒められるからです。
これを治すにはカウンセリングを受けて対応をするしかありません。
周囲の人が問い詰めて無理矢理謝らせたとしても「自分は悪くないのに」としか思えないからです。
カウンセリングで「謝る」という行為をしても「自分の中での地位が落ちる」のでは無いという事と、自分がミスを犯したり不測の事態に陥った場合にどうすべきかを教える必要があります。