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「まさか自分の裸が隠し撮りされているとは思わなかった」。IT業界で働く京都市の30代女性が取材に応じ、戸惑いを語った。4年前、同僚男性と飲食を共にした。大切な仕事を終えた達成感と疲労から酒に酔い、翌朝、目が覚めると男性宅にいた。
 女性に記憶はほとんどなかったが、昨年、男性宅で盗撮された裸の画像データが会社の共有フォルダーに保存されていたことが判明した。社員や一部の取引先も閲覧できる状態だった。

女性は警察に被害を相談したが、住居内での盗撮は立件できないと言われたという。

その後、民事裁判で盗撮データを消去することなどを条件に男性と和解。女性は「データが流出したらどうしよう、と今もおびえながら生活している」と苦しい胸の内を明かす。
(続く)