命令書の類いは内地に戻る際に焼却処分
日記等も焼却処分
まともなものはほとんど残ってないがわずかに慰安所運営規定や利用上の注意事項が残存する
野戦高射砲第四五大隊第一中隊陣中日誌（昭17・4・3、5・14）
明日より慰安場を開設せらるゝに付左記の通り心得られ度し。
左記
一、場所、南兵営歩兵第四十七連隊東側
二、価格
将校 一時間二円
下士官 同一円五十銭
兵 同一円
代価は絶対に厳守せられ度し
三、慰安公娼総計目下四〇名を左記布片を以て衛生状態を区分す
白 許可済なるも衛生具使用のこと
桃 要注意
赤 不許可 有毒患者
四 方法
入口左側事務所にて代金を支払ひ切符を受取り集合所にて女に其の切符を渡す。
五 注意
入口以外より入り勝手に遊ばざること。
六 慰安場使用時間
兵 自九時至十六時
下士官 一六・〇〇 二一・〇〇
http://www.awf.or.jp/pdf/0051_2.pdf （385−388頁）