●コロナ禍で夜の街に変化が
客足が遠のき、看板を消灯し入り口ドアにカギをかけて、
常連客の予約を取りつけてこっそりと「闇営業」で稼いでいた店があったほか、
キャバクラ店の人気女性を常連客の求めに応じて居酒屋などに派遣して料金を取る「ギャラ飲み」なども行われていた。
ジリ貧状態のなか、客を呼び込むには稼げる若く美人の女性をさらにスカウトすることが重要視されるようになり、
より腕の良いスカウトを囲い込むことが業界の最大テーマになったという。
このような状況で、歌舞伎町で手広く仕事をしている前出の最大規模のスカウト会社Aが“掟破り”の行為に乗り出したのだという。
関係者が続ける。
「A社が同業他社の優秀なスカウトの引き抜きを始めた。これは業界では許されることではない。」