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うす暗い店内には他の客はおらず、2人の男性店員が立っていた。
席に着くなり、女性はメニューに並ぶ2000〜6000円のカクテルなどを次々と頼み、男性が2、3杯飲むうちに、10杯以上も注文した。

滞在は1時間足らずだったが、会計時に請求された金額は約18万円。
驚いた男性が「本当に(何杯飲んだか)数えているんですよね」と尋ねると、店員は「はい」と即答した。
男性は「女性を守らなくては」との一心で、店員とコンビニ店に向かい、ATMで預金を引き出して全額支払ったという。

別れた直後に女性と連絡がつかなくなり、男性は近くの交番に相談。
警察官とともに店に戻ったが、注文数を記録した伝票などが残っており、「詐欺罪での立件は難しい」と説明された。
店は、その後閉店した。