「他人の得が許せない」人々が増加中 心に潜む「苦しみ」を読み解く
2019.10.15 11:30AERA
https://dot.asahi.com/aera/2019101100028.html?page=1

心理カウンセラーによると、相談に訪れる人の多くは「他人の得が絶対に許せない」「いつも自分が損ばかりしている」という気分になっているという。
そんな気持ちに苦しむ人たちが、この社会にあふれ返っているようだ。

特に、そういう人たちが他者に攻撃的な言動をとってしまうケースは「『ルサンチマン』という言葉で説明がつく」という。

ルサンチマンとは、「強者に対する弱者のねたみや恨み」という意味だ。
准教授が経験した例では、授業をきちんと受けながらも成績が心配される学生が弱者で、授業を受けなくても成績が良い方が強者と言えるだろう。
「多くのケースで、『弱者がすることは正しい』と思い込んでしまう傾向があります」とも指摘する。