世界中でデルタ株の猛威が伝えられるなか、イスラエルではワクチンを2回打ったとしても
「デルタ株感染で重症化する」との説が出ている。

米ウォール・ストリート・ジャーナルは、あるイスラエルの科学者の話として、
同国の60歳以上の年齢層で、ワクチンの重症化を防ぐ効果が4月の97%から7月は81%に
下がったことを示すデータがあると伝えた(7月29日付)。

米疾病対策センター(CDC)も7月30日、感染力の強い「デルタ株」はワクチン接種を
完了した人にも感染する可能性があるほか、従来型よりも重症化する恐れがあるとの
内部文書をまとめた。