HIV感染症と梅毒の重複感染


注目すべきは、梅毒新規発生患者の60%以上がHIV感染症を合併している点である。
高い合併率の理由としては、双方とも同じ性行為感染症であると同時に、梅毒がHIVの感染リスクの相対危険度を高める原因になることがあげられる。
このような状況を鑑みて、米国では梅毒患者全例にHIV抗体検査の施行を推奨している。