「地区計画」で売春宿根絶を 横浜・黄金町の住民が取り組み
2021/12/4 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20211203/k00/00m/040/286000c

かつて売春宿が建ち並び、現在は「アートのまち」として活用が進む横浜市中区黄金町の周辺住民らが、都市計画法に基づく「地区計画」と呼ばれる制度を使って、売春宿の根絶を目指す取り組みを続けている。

狭いワンルームタイプの賃貸物件が違法風俗の温床となることに着目し、新築マンションの構造に制限をかけたい考えだ。地区計画には地権者の多数の同意が必要なため、説明会を開くなどして理解を求めている。

同地区の京急本線日ノ出町―黄金町間の高架下周辺には、かつて約260の売春宿が「特殊飲食店」として建ち並んだ。県警が2005年に「バイバイ作戦」と称した一斉摘発を決行し、売春宿は一掃された。