天性爺語(Vol.80)「2番目の店外 第二章 Part8」
(>>678の続き)
新緑が眩しい季節になったが、嬢の勤務店はまだ営業自粛しており、厳しい状況が続く。嬢は超人気だった数年前に体調を崩して以来、出勤を抑えており貯金もあまりなかったかもしれない。
その頃、自分は単身赴任先から戻り在宅ワークだったが、嬢と連絡を取りながら、ちょっと支援してあげた方が良いかと思い、また店外を打診する。嬢はメンタルも弱っているようで体調不良を理由に店外も難しいとの事。
コロナ対策として給付金が出る事になったので、自分の分は嬢にあげる事にして渡す方法を相談。結果、嬢の口座に振り込む事になり、図らずも嬢の本名を知る。
給付金以外にも追加で振り込んだりしたが、その間、少し元気の出てきた嬢と5回目の店外。今度は自分が住んでいるエリアの近くに嬢に来てもらい、久しぶりの逢瀬を楽しむ。
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そのうち緊急事態宣言がようやく解除され、嬢の勤務店も営業再開したが、嬢は体調見ながらの勤務再開となった。(さらに続く)