2023年4月6日(木)
天性爺語(Vol.142)「失楽園」

失楽園とは渡辺淳一の恋愛小説であるが、主人公と同年代である既婚50代の人は読んで欲しい。不倫がテーマであるが、人間の性に対する本質が描かれているような気がする。だいぶ前に読んだので忘れているが、単なる官能小説とは違うものがあった。悲しい結末だけど…。

性をテーマにした小説は沢山あると思うけど、女性作家による世界最古の長編小説とも言われる「源氏物語」もなかなか面白い。自分は原文ではないけど、漫画化されたものや現代語訳を読んだ。小説とは言え人間の営みは昔から変わらないものだと思う。

奔放な性遍歴には驚くが、あれは身分が高くてイケメンの(?)光源氏ならではの所業だろうか。ちなみに嬢の源氏名と言うのは源氏物語に起因するらしい。

江戸時代の「好色一代男」は、読んだ事はないが、こちらは一般町民が主人公だし、奔放さは光源氏を凌ぐ。

まぁ、男が何千人もの女性を相手にHするのは並大抵の事ではないと思うが、週2くらいのペースを30-40年続ければそれくらいになる。体力も大変だけど相当な財力がないと難しいと思われる。が、不可能ではなさそうだ。