2024年11月21日(金)
天性偽語(番外編2)「嫉妬心」

年をとるごとに生じるものがある。それは嫉妬心だ。

掲示板に何げなく書かれた他人の体験談を読むと羨ましくて仕方ない。若い頃であれば、そのうちできるだろうと特に気にしなかっただろうが、この年になっても経験がない自分が不甲斐なくて、益々嫉妬深くなる。

他人の書き込みで、そいつが店外や高級レストランやお泊りをして楽しんでいると思うと、自然と歯ぎしりをしている自分がいる。

店外は金さえ出せば誰でもできるから公衆便所を外で使っているのと同じだ。金さえ出せば何でもできるんだから店外などはコンビニで弁当を買っているのと同じ筈だ。

なのに何故自分はできないのか?そう考えると、楽しく店外している奴を叩きたくなるし、色んな手を使って攻撃するのをやめられない。

人間は無駄な行為をやる事も多い。自分のように掲示板で意味もなく他人を攻撃するのもその一つだろうか。その行為に大義はないし、無駄な時間を消費するだけとはわかっているが、やめられない。