「カレー煮込みうどん」は、名古屋メシの王道であるみそ煮込みうどんのカレーバージョン。
もともと名古屋市内ではみそ煮込みうどんのアレンジ版として出している店もあったが、認知度は低かった。そこで、新たな名古屋名物にしようと地域のうどん店主らが2011年に「尾張カレー煮込みドットコム」を発足。
「煮込みうどん専用の麺(一般のうどんとは違い塩を使わずに打つ)を使うこと」を条件におよそ30店舗がメニューづくりに取り組み、売り出した。各店舗が独自に工夫を凝らしているので、それぞれ異なった味を楽しめるのも魅力だ。
今回はこの新名物を提供しているうどん店の中でも、オススメの3店をご紹介しよう。
■カレーと麺の一体感が魅力の「角丸」
「角丸」は大正15年創業の老舗うどん店。「10年後20年後に、名古屋メシのひとつとして誰もが認めてくれる存在にしたい。本当においしいものを出して、時間をかけて広めていければと思っています」と語るのは、3代目の日比野宏紀さん。
「尾張・名古屋カレー煮込みドットコム」を立ち上げた中心的存在で、カレー煮込みうどんに対しての思い入れも強い。
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■名古屋流カレーうどんを発展させた「勝美屋」
個性が光るのは「勝美屋」。「彩り野菜のカレー煮込み」は、トマトとブロッコリーがトッピングされて名前の通りカラフルな1品だ。
店主の菰田好典さんによれば、「創業時からの人気メニューであるカレーうどんの鶏ガラスープをいかすことを第一に開発しました」とのこと。和風だしではなく鶏ガラを使うカレーうどんは、昭和50年代以降広まった名古屋流カレーうどんの特徴だ。
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■名古屋を代表するみそ煮込み専門店の新ブランド「鯱市」
「鯱市」はみそ煮込みうどんの代表格「山本屋本店」によるカレー煮込みうどん専門店。麺・だし・土鍋はみそ煮込みうどんと同じものをそのまま使い、みその替わりに特製カレールゥを加えている。
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