国民の平均摂取カロリーが下がり続けています。平均1863キロカロリー。特に女性の平均摂取カロリーは1658キロカロリーと、終戦直後よりも少なくなっているのです。
都内の洋食店。平日のお昼時をのぞいてみると・・・
「(肉料理は)大好きです。ニオイにつられます」(70代女性)
「血圧が高いと言われていますが、食べることを中止できません」(60代女性)
食欲旺盛な熟年世代の姿が。しかし、国民1人あたりの摂取カロリーは年々減っているのです。
今年度の農業白書がまとめた食料消費の動向では、飲食料の最終消費額は1995年をピークに減少傾向にあり、1人あたりの一日の摂取カロリーも、95年とおととしとで比べると2042キロカロリーから1863キロカロリーと1割近く減っています。
特に、6歳以下のこどもは1446キロカロリーから1249キロカロリーに、30代では2151キロカロリーから1873キロカロリーに減るなど、50代以下の年齢層では減少が目立っています。
一方で・・・
「カルビ2人前です」(店員)
「料理は大体大盛り。全て大盛り。何でも大盛り」(80代男性)
高齢層の摂取量は、60代ではほぼ横ばい、70代以上ではわずかながらふえていました。
「(お肉の)食べっぷり一般の方と変わらない、お年を召した方も」(一頭買焼肉「玄」小泉秀明店長)
ではなぜ、若い世代のカロリー摂取が減っているのでしょう?
「朝ごはんは基本食べない。昼と一緒になっている」(20代男性)
「ちょっと減量中」(20代男性)
政府は、朝食を食べない若者を減らす取り組みを行っていますが、30代の男性では改善するどころか悪化しています。朝食を抜くなど、食事の回数や量が減っていることが“カロリー減”の一因にあげられるといいます。
動画ニュース
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2776078.html