アイス市場で、久しぶりにヒットの予感を漂わせる“新人”が登場している。ん? どういうこと? と思われた人は、スーパーやコンビニなどのアイスコーナーをご覧いただきたい。
明治 エッセルスーパーカップ、ガリガリ君、ハーゲンダッツなど、数十年前に発売された定番商品がズラリと並んでいる。若手でヒット商品の仲間入りをしているのは、2005年に発売したパルムくらいなのだ。
アイス売り場には各社の「4番バッター」とも言える商品が、「自分の場所は譲らねえぜ」といった感じでどっしり座っているので、新人がその間に割って入ることは難しい。
そんな状況の中で、森永製菓が2013年に発売した「パキシエル」が著しく成長している。発売から3年で売上高を約2.5倍(2013年度比=100%として)に伸ばしているのだ。
好調な滑り出しを見せているものの、「パキシエル? 聞いたこともないし、食べこともない」という人もいるはず。そこで、簡単に商品の特徴をご紹介しよう。
マルチパックとして発売しているパキシエルの最大の特徴は、先端部分のチョコが分厚いので、歯ごたえを楽しむことができること。
チョコでアイスを包む製法によって「厚さ7ミリ」を実現しているのだ。なぜ先端だけチョコの厚さが7ミリもあるのかというと「『パキ!』という一口目の食感を楽しんでいただくために厚くした」(森永製菓)という。
これまでのアイスにはなかった食感を実現させたわけだが、消費者はどのように感じているのだろうか。
SNS上のコメントをみると、「ハマる」「クセになる」など好意的な声が多い。まるで“やみつき”になっているようなコメントが目立っているが、実際、この商品を手にとっているのはリピーターが多いという。
以下ソース
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1606/01/news034.html
http://image.itmedia.co.jp/business/articles/1606/01/l_yd_paki1.jpg
前身商品「濃厚チョコレートバー」の売り上げが苦戦していたので、新商品を開発することに
http://image.itmedia.co.jp/business/articles/1606/01/l_yd_paki2.jpg
パキシエルの製造工程
http://image.itmedia.co.jp/business/articles/1606/01/yd_pakipaki1.jpg
売上高伸長率
http://image.itmedia.co.jp/business/articles/1606/01/yd_pakipaki2.jpg