宅配便最大手・ヤマト運輸のトラックに描かれた「クロネコマーク」。黒い親猫が口に子猫をくわえた姿でおなじみだが、実は59年前にデザインを担当した社員の長女(当時6)の絵をヒントにして生まれたものだ。この絵の実物が、同社の倉庫でみつかった。
「突然出てきて、びっくりしました」
ヤマト運輸を傘下に持つ、ヤマトホールディングスの白鳥美紀・100周年記念事業シニアマネージャー(57)が振り返る。
同社は2019年に100周年を迎える。これを記念した社史などをつくるため、昨年2月、群馬県内の倉庫にあった古い段ボール箱を運び出した。
中から見つかったのが、幼い筆致の猫の絵がクレヨンで描かれた、A4サイズの画用紙だ。
以下
http://www.asahi.com/articles/ASJ6T32B2J6TUTIL003.html
見つかった画用紙。親猫と2匹の子猫が描かれている
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160625000704_comm.jpg
見つかった画用紙。親猫と、口元には黄色いクレヨンで子猫が描かれている
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160625000780_comm.jpg
一方の面に描かれた親猫の口元を写真撮影して分析すると、子猫がはっきり現れた
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160625000772_comm.jpg
宅配便を始めたときのチラシ。クロネコマークがあしらわれている
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160625000810_comm.jpg