17日に宮崎市の河川敷で開かれた食のイベントに訪れた48人が熱中症とみられる症状を訴え、このうち6人が病院に搬送されました。当日は厳しい暑さになりましたが、飲み物の持ち込みが禁止されていたということで、宮崎市などは主催者に対し当時の対応について説明を求めています。

17日に宮崎市を流れる大淀川の河川敷で九州各地の料理を味わえるイベントが開かれ、イベント会社2社で作る実行委員会によりますと、9000人余りが来場しました。

宮崎市消防局によりますと、当日、来場者から熱中症とみられる症状を訴える通報が相次ぎ、現場で48人を手当てし、このうち生後5か月の男の子を含む6人を病院に搬送したということです。6人はいずれも命に別状はなかったということです。

当日の宮崎市は最高気温が34度2分まで上がりましたが、実行委員会によりますと、会場では飲み物の持ち込みを禁止していたということです。イベントを後援した宮崎県や宮崎市には訪れた人から運営に対する苦情が相次いでいるということで、県と市は主催者に対し、当時の対応などについて説明するよう求めています。

実行委員会は「運営の不手際でお客様にご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。ご意見を真摯(しんし)に受け止め、しかるべき対応をしたい」というコメントを、ホームページを通じて出しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160719/k10010601311000.html