危険ドラッグを密輸したとして、埼玉県警などは3日、同県毛呂山(もろやま)町中央2、埼玉医科大学病院医師、近山琢容疑者(44)を医薬品医療機器法(旧薬事法)違反(輸入)容疑で逮捕、送検したと発表した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は昨年7月と今年5月の2回、医療ではない目的で同法が指定薬物としている「亜硝酸イソブチル」を含む液体計37.1グラムを中国から輸入し、国内に持ち込んだとしている。今年4月、東京税関から県警に情報提供があり、合同で捜査を進めていた。

 県警は、近山容疑者がインターネットで危険ドラッグを注文したとみている。【和田浩幸】
http://mainichi.jp/articles/20160803/k00/00e/040/237000c