札幌市中央区の円山公園周辺でゴボウが大量繁殖し、ボランティアが駆除に追われている。
北海道によるとゴボウは外来植物で生命力が強く、国の天然記念物「円山原始林」にも侵入する恐れがあり、警戒を強めている。

 25日朝、約30人のボランティアがゴボウ駆除のために円山公園に集まった。札幌市近郊で自然保護に取り組む一般社団法人「北海道自然保護協会」が企画。
軍手をはめ、スコップやポリ袋を手にした参加者からは「まるでゴボウ畑だ」との声があがった。

 ゴボウは葉の裏が白くざらざらしているのが特徴といい、丈が1メートル以上に伸びているものもある。
円山動物園わきの道路沿いにも広がっており、同協会の山川泰弘理事(73)は「繁殖力がとても強く、円山の頂上にある広場にまで広がっている」と話す。

http://www.asahi.com/articles/ASJ8T53XBJ8TIIPE010.html