製造ラインの復旧が間に合わないためで、来年は業務用の冷凍ホールコーンを中心に製造する。同社に製造委託し、現在販売を休止している食品大手キユーピー(東京)の「アヲハタ」ブランドの缶詰は、来年の販売も難しい見通しとなった。
日本罐詰は2018年に缶詰の製造を再開する方針だ。
今月上旬に契約農家向けに行われた説明会で日本罐詰が伝えた。
出席者によると、同社幹部はスイートコーンの加工について「来年は缶詰を諦め、全て冷凍ホールコーンにしたい」「再来年には缶詰の製造を再開できるので、契約面積を戻してほしい」などと伝えたという。
冷凍野菜の製造設備は早期に復旧できるため、来年のスイートコーンの加工は、軸から実を取り除いて冷凍するホールコーンが中心になるという。
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