姫路市の暴力団組長に懲役３年の実刑判決 弁護側が控訴
山の中に男性の遺体を遺棄した罪などに問われた姫路市の暴力団組長が
裁判所から懲役３年の実刑判決を言い渡された裁判で、弁護側は判決を
不服として控訴しました。
姫路市の山口組系の暴力団組長、岡田渉被告（４９）は、３年前の１１月、
高砂市内で配下の暴力団員らと共謀し、姫路市の４７歳の男性を死亡させて、
遺体を京都府の山の中に遺棄したとして、傷害致死と死体遺棄の罪に問われました。
裁判の中で検察は懲役１５年を求刑し、弁護側は無罪を主張しました。
神戸地方裁判所姫路支部は先月２９日、傷害致死については無罪とし、
死体遺棄の罪のみを適用して懲役３年の実刑判決を言い渡しました。
この判決を不服として弁護側は１２日までに大阪高等裁判所に控訴しました。
一方、検察側は控訴を断念しました。
神戸地方検察庁姫路支部の川北哲義支部長検事は「控訴審で原判決を
覆すだけの十分な証拠が見つからなかった」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20220412/2020017789.html